G3の雑感録

楽隠居のブログです。映画レビューとリハビリ日記が中心です。

When I’m sixty-four(52)

編集の仕事
 長らくタウン情報誌の編集に携わってきて、フリーランスになっても似たような仕事をやってきたんだけど、いつも自分に言い聞かせてきたのは、編集者は決して偉くはないということ。他の人に紹介したい唯一無二の人やコトやモノ。それを見出して見分ける力は必要だし、文章として表現する力ももちろん必要なんだけど、それは人のフンドシで相撲を取ってるようなもので、飽くまでそこに他の人に紹介したくなるようなすごい人やコトやモノがあって、初めて成り立つものなのだ。だから、僕はできるだけ謙虚に、人に伝わりやすく、難しくない文章を心掛けてきたつもりだ。そして、単なる感想を述べるブロガーじゃなく、取材した人間だからこそ分かる“HOW”(いかにすごいのか)と“WHY”(なぜそんなにすごいのか)が分かるように表現してきたつもりだ。
 そんな僕の文章を好きだと言ってくれてた同僚(歳は下だけど社歴は上)がいた。彼は去年の暮れ、不慮の事故(と聞いてる)で亡くなってしまったけど、僕には欠けている親しみやすさで誰からも好かれる人間だった。近く、彼を「偲ぶ会」が催されるという。退院直後のはずなので、行けるかどうかはまだ不明だけど、草場の陰から(って、僕はまだ生きてるけど)彼を偲ばさせてもらおう。

(つづく)