G3の雑感録

楽隠居のブログです。映画レビューとリハビリ日記が中心です。

When I’m sixty-four PART2(71)怨霊と神様(ネタバレ注意)


大宰府太宰府。これは福岡あるあるなんだけど、“遠の朝廷”とか“都府楼”とか呼ばれた大宰府政庁はテンなしの宰府天満宮と市名として使われてるのはテンありの宰府。学問の神様・天神様として知られる宰府天満宮は、実は神社というより「」で、菅原道真公の墓の上に建てられた「廟」が太宰府天満宮の始まりというのは、福岡人にはお馴染みの話(現在大改修中〈遷宮じゃなくて?〉)。 

 
つまり、藤原時平の讒言によって大宰府に左遷された菅原道真が失意のうちに亡くなった後、都で様々な不幸が続いて道真公の祟りだと恐れられ、怨霊から神様(天神様)に祭り上げられたということで、学問優秀だった道真公を学問の神様として崇めた、という話だ。 


 『井沢式「日本史入門」講座④「怨霊鎮魂の日本史」の巻』の中で井沢は他にも、日本最大級の出雲大社でお鎮まりになられているオオクニヌシノミコトは日本最初の怨霊だった説だったり、聖徳太子ら“特”の字が入った諡をもつ皇族は言霊方式の鎮魂法説、ギャラという仕組みもない時代に『源氏物語』ほどの超大作を紫式部に書かせたモチベーションは、藤原道長藤原氏のライバルだった嵯峨源氏の怨霊鎮魂のためだった説など、独自の日本史解釈を披露している。 

さらには、武士は狩猟民族でケガレを厭わない縄文人の子孫説や、琵琶法師が語る『平家物語』が日本人の識字率を高めた説など、井沢節はますますゼッコーチョー!