ことば
今朝のアサイチプレミアムトークに三谷幸喜が出てて、何かセリフに強調したいものがあるときはその言葉につく助詞を強調する、みたいなことを言ってた。番組では「電車が参ります。白線の内側にお下がりください」みたいな文章だったと思うけど、“白線”を強…
[楽観主義](楽天主義とは、)オプティミズムの訳語の一つ。楽観主義ともいう。哲学上では最善説と訳され、苦悪などがこの世に存在するにもかかわらず、この世界は全体的に見て存在し得る世界の中でもっともよいとする考え方である。対義語は悲観主義。[…
近ごろ息子(福岡生まれ福岡育ち)と話していると通じない言葉があって、これ長崎弁だっけ?と思うことがある。今では滅多に使わない言葉も含め、思いつくままに挙げてみると…わい(おまえ/二人称)おい(おれ/一人称)※関西の「わい」と「おい」の使い方…
接尾語「すぎ」(漢字で書くと「過ぎ」になるから動詞の活用形?)をつける場所がビミョーと言うか、場所によって意味が変わるので、気をつけようと思ってる。例えば、①「動きが早すぎ」→「動くのが早過ぎて見えない」などの場合。②「早く動きすぎ」→「動き…
日本語ではないんだけど、先日も上げた「ルヴァン」。問題なのは「v」の「ヴ」だけじゃなかった。間違えやすいという意味では、「リリック」(lyric/歌詞)という英語も「r」と「l」の場所を間違ってしまう。「ライリック」として覚えればいいと思いついた…
ミッドウィークの『ルバン杯』(Jリーグ杯)準決勝でアビスパ福岡はホーム「ベススタ」で名古屋に先勝。先日は「Leveinカップの思い込みの話」をしたけど、ほんらい「ヴァイオリン」「ヴィジュアル」「ライヴ」など、「v」の読みを「ヴ」と表記するのが好き…
アラカンから「アラ(ウンド)」なしの真の還暦になって2カ月ちょい。最近のブログにもあるように、ボケて来たかなと思うこともしょっちゅうある。でも、自分自身でも言ってるように「ボケ」と言われるのは平気だけど「もうろくした」と言われると、さすが…
先日見ていたマヤ文明に関する番組で出てきた「盛者必衰」という言葉。これを「せいじゃひっすい」ではなく「じょうしゃひっすい」と読むのだと知って、びっくりした。言うまでもなく『平家物語』の冒頭、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹…
「嫁」とか「奥」という言葉は嫌いなので、ブログなどでは今まで「配偶者」と書いてたけど、今後は「妻」もしくは「パートナー」、“くだけ体”では「連れ」もしくは「相方」にしようと思う。
今さら言うまでもないけど、孔子(論語)やら老子(道家)やら紛らわしいので改めて言っておこう。言わずと知れた老子の名言。僕の二大座右の銘のひとつでもある。正確に言うと、老子の「道徳経」第三十三章より「足るを知る者は富む」らしい。(つづく)
久しぶりに「苦手なことば」。抽象的な形容詞といえばいいのかな? 「すごい」とか「ひどい」とか、抽象的なのに語感が強すぎる形容詞(「すごく」や「ひどく」だと副詞)が苦手だ。漢字にすると「凄い」「酷い」と、字面も悪すぎる。なるべく穏やかな表現を…
一般的な“名言”としては、「ものごとをあるがままの姿で受け入れよ。受け入れることが、不幸を克服する第一歩である」(ウィリアム・ジェームズ[1842-1910]アメリカの哲学者)。原文はI accept to leave, but there is what happened. It is a first step…
いかにも“名言”としてありそうなんだけど、ググってみても見つからないので自分で作っちゃったもんね。口にすれば願いは叶う。(anonymous) つまり、夢(願い)は人に話すことによって実現に近づく。人に話せば決意表明にもなって、自分に対して背水の陣を…
ひっっっさしぶりの苦手な言葉シリーズ。【クリエイター】クリエイターになりたいと思ってる非クリエイターが使う言葉。だいたいこういう人は自分が本当は何になりたいのかは定まっておらず、お茶を濁すためにこの言葉を使っている(に違いない)。そもそも…
五味太郎の『ことわざカレンダー』ってのがトイレに掛かっていて、今週のことわざが「触らぬ神に祟りなし」。そこでふと思い出したんだけど、いまさらながら日本の神について。子どもの頃から、神さまが祟るなんてどういうこと!?って、このことわざに全く納…
#アラン・ケイ
【超】「超」は「すごい」という意味ではない。超満員は定員を超えてなきゃいけないし、超音速はマッハ1を超えてなきゃいけない。超人は人ではないし、超音波は人間には聞こえない。じゃあ、超合金は?超高層ビルは?などと考えていると、頭がチョー痛くなっ…
【あとを絶たない】 以前、「跡を絶たない」が正しいってのを何かで読んで以来ずっとそう信じてたんだけど、他人の原稿をチェックしてて「後を絶たない」ってのが出てきたんで念のために調べてみたら、どうもはっきりしない。 広辞苑(iモード版)で引くと、…
【はい、チーズ!】 言葉って訳じゃないんだけど、集合写真なんかを撮るときのお馴染みの掛け声(?)。ご承知の通り、本来は口の形を笑ってるように見せるために「チー…」って言ってる間にシャッターを押すものなんだけど、たいていの人は習慣的に「ズ!」…
【圧巻】 字面から、“圧”倒的に席“巻”するような、世間の誤用通りの間違いを長いことしてたんだけど、いざ正しい意味を知ってしまうと、それまで誤用していた「圧巻」の代わりにしっくりくる言葉が見つからない。なんかいい言葉ご存知ないですか? 【絶品】 …
【意気込み】 なんかムダに力が入ってるみたいなニュアンスがあってどうも…。状況説明で「彼らはW杯で優勝しようと意気込んでいた」ならまだ分かるんだけど、インタビューで「意気込みを聞かせてください」ってのは“息込め”って言ってるみたいで…。「抱負を…
スティーブ・ジョブズの伝記をようやっと読み終えた。 途中、うんざりする部分もあったけど、最終的にはそこも含めて面白かった。 ジョブズはたぶん自分の死期を悟って書かせたんだろう。 内容について注文をつけたり事前に原稿を読んだりすることはなく、「…
「ことば」というのはちょっと違うかもしれないけど、内田樹のブログにあった、下村治という大蔵官僚出身の経済学者が書いた本(文庫版)の解説で水木楊という人が書いたことらしい。 分からんことを「分からん」と言ってしまってはおしまいなんだけど、 感…
たまたまラジオで聞いた、正岡子規の言葉。 正岡子規といえば法隆寺で柿を食ってたらしいということと、坂の上で雲がどうしたぐらいしか知らないんだけど、この言葉は『病床六尺』という、新聞連載のエッセイに書いたものらしい。 「病床六尺」というくらい…
名作『仮面ライダー電王』に登場する「時の列車・デンライナー」のオーナーの台詞で、物語のテーマの一つ。 震災で死者1万人以上、行方不明者1万6千人以上。 本来こういうものは数字で語られるべきものじゃない。 ちなみに、行方不明者1万6千人というのは届…
おもしろきこともなき世におもしろく すみなすものは心なりけり ひさしぶりのお言葉。 『龍馬伝』も第三部に入って、キャシャーンこと高杉晋作が颯爽と登場。 なにせ『峠』を読むまでは、戦国は好きだけど幕末って登場人物が多すぎて苦手だなあと思ってたく…
天神の一画の薄汚い路地にある小料理屋の前に、「廣田弘毅先生生誕地之碑」というのがぽつねんと立っている。 電柱の脇にあるし、あたりの壁は落書きだらけだし、ただそこを通っただけではまったく存在に気づかないような地味な石碑だ。 広田弘毅といっても…
しかしアレだね。 このブログもそうだけど、曲作ってMySpaceに上げて喜んでるあたり、オイラもよっぽど自己顕示欲が強いんだろうな。 アナログ時代はテープにダビングして配ったりしていたんだけど、今やWEBにちょいと上げるだけで世界に向けて発信できるん…
「仰せの通りに」。 ごく一般的な慣用句なんじゃないかと思うんだけど、これ、オイラのイチ押しファンタジー『Princess Bride』のキーワード(以下ネタバレあり)。 話はピーター・フォーク演じるおじいさんが、カゼで寝ている孫の見舞いにやってきて、物語…
幕末~戊辰戦争時期の越後長岡藩の宰相・河井継之助の言葉。 7万4千石の小藩・長岡藩を最新鋭の洋式兵器で武装し、官軍にも東軍にも与(くみ)しない一藩武装中立を目指しながら、東進する官軍との交渉が決裂し、開戦を決意したときの演説でそう言ったこと…